日本庭園の魅力

About Japanese garden

日本庭園とは

日本庭園とは、和風の庭全般を指します。その中で、池やししおどしなどを採用している庭は風情があり、上品さが増すためにそれを「風流」と呼びます。

また、日本庭園の最大の特長は、石や植栽など自然のものを取り入れ、曲線を描くような造型で左右非対称に構成されるのが最大の特長です。

そのため、自然に近い状態で庭を造り上げていくと、結果的に直線部分が無くなっていきます。自然界では天然石や植物が左右対称に配置されていることはありません。

日本庭園は天然の素材を使用するため、年月の経過と共にコケや木々の成長などを楽しむことができます。

日本庭園の様式

回遊式庭園

日本庭園の中で最もポピュラーな様式は「回遊式庭園」です。回遊式庭園とは、読んで字の如く、回遊して楽しむ庭のことです。全国にあるお寺や神社などの庭園がこの様式です。

敷地に入ってから池や天然石が並べられている場所、または植栽が植えられているわきに通路が用意されています。回遊式庭園は、そこを歩きながら庭を観賞することができます。

ただ、回遊式庭園を採用するには広い土地が必要になります。
小さな庭で回遊式庭園を採用したい場合は、通路を長めに取ると良いです。例えば、敷地の入り口を玄関から遠ざるだけで、訪れた人に庭を見てもらうことができるようになります。

枯山水庭園

次に有名な日本庭園のスタイルは、「枯山水庭園」があります。

枯山水庭園とは、池水を使わずに石や砂などにより山水の風景を表現する手法です。水を使用しないことから、「枯」という文字が使用されています。

砂で描く模様は川の流れや水の波紋を表現しています。枯山水庭園を採用すれば、見ているだけで心が癒され、風情溢れる空間をいつまでも眺めることができます。

ただ、枯山水庭園は見て楽しむことしかできないため、実用性がありません。また、模様を描くことは難しく、雨や風で崩れても素人では見栄え良く直せません。

そのため、庭全体を枯山水庭園にするのではなく、一部に採用すると良いです。小さなスペースであれば、場所を取らないのはもちろんのこと、模様を直す際も手軽に行うことができます。

現代では、枯山水庭園を採用している一般住宅自体が少ないです。そのため、外構の一角に枯山水庭園があるだけでも、他の家の庭と差別化できます。

坪庭

日本庭園を小さく凝縮した「坪庭」があります。
坪庭とは、中庭的な存在であり、建物や塀に囲まれた小規模な庭園のことを指します。

都心部や土地が小さな場所は、庭自体を作ることが難しいため、坪庭を設ける方が多いです。坪庭を設けることで、日光や風を家に取り入れることができます。

また、小さくてもプロの庭師が造れば日本庭園の味を出すことができます。そのため、機能性が良いうえに、見て楽しむこともできます。

〒501-2113 岐阜県山県市高木990-3

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